京都五花街の一つ、祇園甲部(こうぶ)の歌舞練場(京都市東山区)で31日、毎春恒例の舞踊公演「都をどり」の稽古の総仕上げとなる「大ざらえ」があった。公演は4月1~30日の1日3回。舞妓(まいこ)や芸妓ら約60人が、招待客を前に本番同様の華やかな舞を披露した。
今年の演目は「新華舞台祇園繁栄」。祇園甲部歌舞練場は耐震改修工事のため平成28年から休館し、リニューアルを終えた今年2月に開場式を行った。歌舞練場での公演は7年ぶりとなる。
祇園甲部歌舞練場での公演に初めて出演する舞妓の亜佐子さん(20)は取材に「今まで稽古してきたことを見てもらいたい。衣装は毎年変わるので、そういうところも見てほしい」と緊張気味に話した。公演の料金は4千~7千円。