【ワシントン=大内清】米東部ニューヨーク州の大陪審が30日、トランプ前大統領の訴追を決めたことに、共和党のトランプ支持層は猛反発している。同党のトランプ派議員らは変わらぬ忠誠を示しており、司法プロセスへの攻撃を強めるのは確実だ。
「左翼の汚いブタどもは思い知ることになる!」「ディープステート(闇の政府)がトランプ氏を十字架にかけようとしている」…。トランプ氏が立ち上げた交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」には、大陪審の決定が報じられた直後からユーザーの過激な投稿があふれた。
トランプ派急先鋒の一人であるマット・ゲーツ下院議員は同SNSで「(捜査を指揮する)ブラッグ地方検事による魔女狩りだ」「トランプ氏を支持し続ける」と投稿。同派のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員も「戦う準備はできている」との声明を出した。
トランプ氏の次男エリック氏は、大陪審の決定は「途上国並み」であり、「政治的なライバルを標的としている」と非難した。