AI開発、半年間停止要請 マスク氏ら、管理不能恐れ

イーロン・マスク氏=1月、サンフランシスコ(AP=共同)
イーロン・マスク氏=1月、サンフランシスコ(AP=共同)

複数の人工知能(AI)の専門家や企業経営者らのグループが、強力なAIシステムの開発を少なくとも半年間停止するよう全てのAI研究所に求めた。制御不能な開発競争に陥り、人類がAIシステムを管理できなくなる危険があるとしている。米企業家イーロン・マスク氏も参加して賛同者を募っており、30日までに1700人以上が署名した。

米非営利団体フューチャー・オブ・ライフ・インスティテュートが書簡を公開した。「強力なシステムはその効果が肯定されリスクが管理可能であると確信できる場合にのみ開発されるべきだ」と指摘。安全性について外部の専門家が監督することや、政策立案者と協力することも提案した。

米新興企業オープンAIが開発した対話型ソフト「チャットGPT」の最新版に搭載された「GPT―4」より強力なシステムの開発休止を求めている。(共同)

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