統一地方選前半戦の神奈川県議選と横浜、川崎、相模原の3政令市議選が31日、告示され、4議員選合わせた総定数297に対して計448人が立候補した。県議選は定数105に対し162人、横浜市議選は86に138人、川崎市議選は60に82人、相模原市議選は46に66人。投開票は知事選、相模原市長選と同じ4月9日に行われる。
県議選の立候補者数は平成31年の前回より8人多かった。内訳は現職89人、新人64人、元職9人。
横浜市西区、南区、緑区、相模原市緑区、平塚市、鎌倉市、逗子市・葉山町、三浦市、座間市、南足柄市・足柄下、綾瀬市、足柄上の12選挙区で定数と候補者数が同数となり、無投票で18人の当選が決まったため、87議席に144人が挑む。12選挙区での無投票は過去最多だった前回の13選挙区に次ぐ水準になる。
党派別では自民党50人、立憲民主党31人、日本維新の会28人、公明党8人、共産党13人、国民民主党4人、神奈川ネット運動2人。無所属は26人となる。
選挙区別では定数5の藤沢市と、定数4の横浜市青葉区、横須賀市でそれぞれ7人が立候補。定数1の横浜市栄区には3人が立候補した。
3政令市議選
横浜市議選は18選挙区の定数86に対し、前回より6人多い138人が立候補した。内訳は、現職79人、新人50人、元職9人。子育てや高齢者福祉の充実、街づくりなどが争点となりそうだ。選挙区別では定数4の磯子区で9人が名乗りを上げた。
川崎市議選は7選挙区に前回より1人多い82人が立候補し、60議席を争う。内訳は現職51人、新人28人、元職3人。人口増加を見据えた街づくりや市民サービスの充実などがテーマとなる。選挙区別では定数9の宮前区で14人が名乗りを上げている。
相模原市議選は、3選挙区の定数46に対して、前回より2人多い66人が立候補。内訳は現職38人、新人27人、元職1人。リニア中央新幹線の新駅を生かした街づくりなどが争点。南区では、定数18に対して28人が立候補している。