埼玉県教育委員会は30日、4月1日付の人事異動を発表した。対象は前年度比469人減の8774人。県立高校の再編整備や活性化、特色ある学校づくりに向け、「高校改革統括監」(部長級)を配置するとともに「魅力ある高校づくり課」を1人増員する。
女性初の教育総務部副部長として同部総務課長の案浦久仁子氏(56)を起用するなど、女性の積極的登用にも力点を置いた。女性管理職の割合は教育局などの副課長以上が18・9%(前年度比3・5㌽増)、校長と教頭らに関しては小中学校が20・9%(同0・4㌽増)、県立学校が16・1%(同0・5㌽増)で、いずれも上昇傾向にある。
教員の新規採用者数は小中学校が1292人(同5人減)、県立学校が554人(同19人減)。県立学校では、優れた語学指導力を持つ民間企業出身者を英語教員に充てる取り組みで、1人を採用した。
さいたま市教委も30日、4月1日付の人事異動を発表。対象は前年度比57人減の1292人で、女性管理職の割合は18・9%(前年度比0・9㌽増)だった。
※3月30日午後8時55分追記:「県立学校(事務職員等)異動」のPDFファイルについて、埼玉県教委が配布した資料に誤りがあったため、資料を更新しました。
令和5年度 埼玉県教委の人事異動(PDF)