東京都の感染者数、増加に転じる 11週ぶり、モニタリング会議

東京都新宿区の東京都庁第一本庁舎(佐藤徳昭撮影)
東京都新宿区の東京都庁第一本庁舎(佐藤徳昭撮影)

東京都は30日、新型コロナウイルスの感染状況をモニタリングする会議を開き、新規感染者数が11週ぶりに増加に転じたと報告した。

直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は29日時点で約812人。1週間前の22日時点(約572人)から約240人増加した。1月中旬以降、前週まで10週連続で減少していた。都は原因として、人同士の接触機会の増加や、オミクロン株の主流系統の置き換わりなどを挙げた。

29日時点の入院患者数は483人で、前回(22日時点の621人)から減少した。感染状況と、医療提供体制の警戒レベルは、いずれも4段階のうちの上から3番目を据え置いた。

会議後、報道陣の取材に応じた小池百合子知事は、「新年度が始まり、学校や職場で歓迎会などお祝いの場もあるだろうが、換気や『3密』の回避、手洗いなど感染対策をお願いしたい」と呼びかけた。

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