母国での同性愛者に対する迫害を理由に来日した30代のウガンダ人女性が、国に難民認定を求めた訴訟で、難民不認定と強制退去処分を取り消した大阪地裁判決が確定した。国側が期限の29日までに控訴しなかった。
15日の地裁判決は、女性が約5年前に母国で同性愛者を理由に警察から逮捕され、暴行を受けたと指摘。「帰国すれば同様の行為を受ける恐れがある」として難民不認定を取り消した。
女性の代理人弁護士は「女性が日本社会とつながりを持ち平穏かつ安定した生活を送るために、入管当局は一刻も早く難民と認めるよう強く求める」としている。