トヨタ自動車が30日発表した2月の世界販売台数は、前年同月比10・3%増の77万3271台だった。3カ月ぶりに前年実績を上回り、2月として過去最高を記録した。軽自動車を含めた国内販売が前年に落ち込んだ反動もあって53・2%増の15万5840台と大きく伸びた。ただ、生産制約が長引いたことで新車の納車遅れは続く。
世界生産は、2・0%増の75万5839台となった。国内などで半導体不足がやや和らぎ、2カ月連続で前年実績を超えた。国内生産は11・2%増の28万1521台。
トヨタは2月、半導体不足を理由に令和4年度の世界生産計画台数を従来の920万台から910万台に引き下げた。910万台でも過去最高水準となる。