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産経抄

3月29日

「神はサイコロを振らない」。かの天才、アインシュタインの有名な言葉である。物質を構成する原子や電子など量子の振る舞いを説明する量子力学の分野では、「量子もつれ」と呼ばれる不思議な現象が起こる。もつれている2つの量子のうち一方を観測して状態が確定すると、どれほど遠く離れていても、もう片方の状態も確定する。

▼アインシュタインは「不気味だ」といぶかり、冒頭の言葉で量子力学の不完全さを主張した。昨年のノーベル物理学賞を受賞した欧米の3人の研究者は、量子もつれを使った実験により量子力学が正しいことを実証、その功績が評価された。

▼量子力学を応用した次世代計算機が、量子コンピューターである。現在のスーパーコンピューターが数万年数億年かかるような計算をたった数分でこなす能力を持つ。人工知能(AI)や新素材の開発から都市の渋滞解消まで用途は幅広い。量子暗号が実現すれば、あらゆるサイバー攻撃に対処できるとあって、安全保障の面でも注目されている。

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