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吉田、メジャー開幕へ弾み 最後のOP戦で初アーチ

米大リーグは28日、各地でオープン戦最終戦が行われ、レッドソックスの吉田はフロリダ州フォートマイヤーズでのブレーブス戦に「4番・左翼」で出場し、1打数1安打、2打点だった。1打席目に今オープン戦初本塁打となる2ランを放った。試合は5―7だった。

「最後まで完走したい」

最高の形で最後のオープン戦を締めくくった。2日後に迫る開幕へ弾みをつけ「結果として出たので良かった。まあ悪くはない」と、うなずいた。

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吉田はメジャー通算116勝の右腕、モートンの甘い速球を逃さなかった。WBCでの活躍後、オープン戦では打ち損じを課題にしていただけに「速い球をしっかり1球で仕留められたのは良かった」と収穫を口にした。

WBC参戦のため、日本と米国を往復するなどタフな日々を過ごした。例年より早めにピークを持ってくる形で調整を進め「けがなくシーズンを迎えられた。うまく乗り越えられたと思う」と、順調にステップを踏めていることを強調した。

休む間もなく、メジャー1年目の幕が開ける。昨季ア・リーグ東地区最下位に沈んだ名門球団で、左の強打者にかかる期待は大きい。「ワールドシリーズ優勝が最大の目標。最後まで完走したい」とフル回転を誓った。(共同)



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