みずほフィナンシャルグループ(FG)とLINEは、共同で設立予定だったインターネット銀行「LINE Bank(バンク)」の開業を断念する方向で調整していることが29日、分かった。システム開発に苦戦し、当初予定していた令和2年度の開業を4年度中に延期していた。
みずほFGとLINEは平成30年、ネット銀行開業に向けた準備会社設立で合意した。実店舗を持たず、LINEのアプリ内で金融サービスが完結する仕組みで、若年層を中心に顧客層獲得を目指していた。
みずほFGとLINEは、追加出資などを通じて安定したシステムの開発を図ったが、競争の激化で環境が大きく変化したと判断した。