北海道室蘭市にあるENEOS(エネオス)グループの給油所で、ガソリンに含まれる有害物質ベンゼンが土壌に漏れ水道管に混入した問題で、給油所を運営する「北海道エネルギー」(札幌市)が令和3年11月以降、ガソリンの漏洩(ろうえい)の有無を確認せずに「検査済み」とする記録を作成していたことが29日、同社などへの取材で分かった。
同社によると、3年11月~4年7月、毎週1回以上行う必要のあった漏洩の有無の確認作業を怠っていた。担当者は「点検をしておけば早期発見できた。虚偽の記録を作成したつもりはない」と説明した。