森保氏「選択肢増やさないと」サッカー日本逆転負け

【サッカー日本代表対コロンビア代表】敗れた日本代表イレブン=ヨドコウ桜スタジアム(安部光翁撮影)
【サッカー日本代表対コロンビア代表】敗れた日本代表イレブン=ヨドコウ桜スタジアム(安部光翁撮影)

サッカー日本代表は28日、コロンビアと対戦し、1―2で敗れた。

3年後のワールドカップ(W杯)に向けて再始動した日本が黒星を喫した。W杯でも対戦経験のあるコロンビアに1-2。新たな試みに挑んだカタールW杯後の2試合は1分け1敗ながら、森保監督は「勝利を目指し、未来も見据えた。後悔はない」と口にした。

日本は前半3分に三笘のゴールで先制して幸先よくスタートを切った。しかし、前半33分に右サイドを突破されてからのクロスを押し込まれて失点。後半16分には左サイドを崩されたのをきっかけに、豪快なオーバーヘッドで逆転ゴールをたたき込まれた。

24日のウルグアイ戦でトップ下だった鎌田をボランチ、左サイドバックだった伊藤をセンターバックで先発させた。後半途中からは見慣れない2トップに切り替え、主戦場が右サイドの伊東を左サイドで起用。布陣や配置を変更することで見えてくる可能性を探った。

強豪相手に結果が出なくても、森保監督は「安定を求めるなら、これまで使っていた選手を使うが、選手層を厚くして戦い方の選択肢を増やさないといけない」と迷いはない。守田も「オプションは持っていれば持っているだけいい」と話す。

ベスト16で敗退したカタールW杯から成長していくための試行錯誤が始まった。いばらの道でも挑まなければならず、遠藤は「新しいチャレンジのすべてがうまくはいかない」と悲観せずに前を向く。6月に予定されている次の活動でブラッシュアップを続ける。(奥山次郎)

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