昨年11月28日に61歳で死去した俳優、渡辺徹さんのお別れの会が28日、東京都内のホテルで開かれた。親しかった俳優や関係者ら約1200人が集い、別れを惜しんだ。
渡辺さんが所属した劇団文学座の代表で俳優の角野卓造さんは「徹は生涯、文学座の座員だった。俺たち劇団員はみんなそのことを誇りに思っている。徹、ありがとう」と故人に語りかけた。
「太陽のような徹さん」をイメージし、ひまわりやカーネーションなど約1万2千本の花で彩られた祭壇には渡辺さんの笑顔の遺影が飾られた。
妻の榊原郁恵さんは、会を開くにあたり、多くの人々の協力があったとして「なんてこの人は皆さんに愛されていたのか、と思いました」と人柄を振り返った。