メッツの千賀は上々の内容で1年目のキャンプを終えた。マイナー相手の紅白戦に登板し、打者20人に2安打しか許さなかった。速球は最速99マイル(約159キロ)で威力十分。直近のオープン戦2試合で投げなかった代名詞のフォークボールも解禁して9三振を奪い「普通に投げられたので一安心」と息をついた。
今月中旬に右手人さし指付け根の腱の炎症を訴え、やや予定が狂った。11日の登板を回避し開幕へ暗雲が垂れ込めたが、最後に実力を示して不安を一掃した。
公式戦初登板は開幕4戦目、4月2日(日本時間3日)の敵地でのマーリンズ戦に決まった。憧れていたメジャーのマウンドに立つ瞬間をいよいよ迎える。「精いっぱい投げられる準備をしてマイアミに行きたい」と力を込めた。(共同)