エネオスがチリ銅鉱山売却 51%、営業損失700億円

ENEOSのロゴマーク=東京都内
ENEOSのロゴマーク=東京都内

石油元売り最大手のENEOS(エネオス)ホールディングスは28日、チリに保有する銅鉱山の株式の51%を売却すると発表した。資源価格は変動が激しく、業績が左右されるリスクを防ぐため権益を手放し、先端素材などの成長分野に注力する狙い。売却に伴う資産価値の見直しなどにより、約700億円の営業損失を計上する見通し。

一方、令和5年3月期の連結業績予想は据え置いた。

子会社のJX金属が持つチリ・カセロネス銅鉱山の運営会社の株式を6月にカナダの企業に譲渡する。さらに追加で19%も今後売却する予定だ。

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