船頭が死亡、乗員1人と連絡取れず 乗客25人は無事 保津川下り事故 

転覆した保津川下りの船=28日午後1時21分、京都府亀岡市
転覆した保津川下りの船=28日午後1時21分、京都府亀岡市

28日午前に発生した京都府亀岡市から京都市の嵐山までの桂川(保津川)を船で下る「保津川下り」の事故で、京都府警は同日午後、心肺停止状態で救助された船頭の男性(51)が死亡したと発表した。また、別の1人の従業員と連絡がとれない状況だと明らかにした。川に流された可能性があり、確認を進めているとしている。

府警によると、乗船していたのは計29人。乗客は子供3人を含め25人で、ライフジャケットを着用しており、全員が自力で岸にたどり着いて無事が確認された。乗員は4人で、うち2人は無事を確認できたとしている。

事故は28日午前11時半ごろ発生。保津川下りの運航会社から、京都府亀岡市保津町の桂川で「船が座礁した」と119番があった。現場はJR山陰線保津峡駅から西に約1・5キロ付近。

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