韓国の故全斗煥元大統領一家の不正蓄財疑惑を今月ユーチューブなどで暴露し、全氏が首謀した1980年の光州事件について被害者らに謝罪したいと表明していた全氏の孫、チョン・ウウォン氏が28日、米国から韓国に帰国した。聯合ニュースが報じた。
韓国メディアによると、チョン・ウウォン氏はユーチューブで薬物使用も示唆していたため、仁川国際空港で警察が薬物使用容疑で逮捕した。
全元大統領は、80年から88年まで大統領を務めた。光州事件では、80年、南西部・光州で民主化を求める市民に軍が発砲するなどして160人超が殺害された。全元大統領は、責任を認めず謝罪しないまま2021年に死去した。(共同)