れいわ、予算案採決で牛歩「障害者見殺しにするな」

参院本会議で令和5年度予算採決の記名投票のなか牛歩を行う、れいわ新選組の山本太郎氏(手前)=28日午後、参院本会議場(矢島康弘撮影)
参院本会議で令和5年度予算採決の記名投票のなか牛歩を行う、れいわ新選組の山本太郎氏(手前)=28日午後、参院本会議場(矢島康弘撮影)

令和5年度予算案の採決を行った28日の参院本会議の記名投票で、れいわ新選組の山本太郎参院議員らが自分の席から投票箱までゆっくり歩いて時間を稼ぐ遅延戦術「牛歩」で臨んだ。れいわは先月28日の衆院本会議の予算採決時にも牛歩をするなど同様のパフォーマンスを繰り返している。

採決で尾辻秀久議長が再三にわたり速やかな投票を呼びかけたのに対し、車いすで牛歩をしていた同党の木村英子氏が投票箱の前でとまり、「介護が必要なんです」「予算案が成立すると生活に困って生きていけない」と主張。山本氏は「障害者を見殺しにするな」と叫んだ。

議場では「みんな迷惑している」「議事進行だ」など批判が集中。尾辻氏は投票箱を閉鎖し、山本氏と木村氏は投票できなかった。

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