米海軍の原子力空母ニミッツを中心とする第11空母打撃群が28日に韓国南部釜山に入港した。米国の核兵器と通常戦力で韓国を防衛する「拡大抑止」の信頼性を高める狙いだが、北朝鮮が反発を深める可能性がある。
米空母の韓国入港は昨年9月下旬のロナルド・レーガン以来。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は北朝鮮との対決姿勢を強め、米国や日本との安全保障協力を進めている。
ニミッツは23~26日、太平洋や東シナ海で海上自衛隊と共同訓練に臨んだ。27日には韓国南部・済州島南方の公海上で韓国海軍と合同訓練をした。(共同)