--少額短期保険を専門とする、東京海上日動火災保険の子会社としてスタートした。設立の狙いは 「顧客の細やかなニーズに合った商品を迅速に提供することが今、保険会社に求められている。社会環境の変化に、より機動的に対応するために、シンプルで低単価な少額短期保険を素早く提供できる会社が必要と考えた」
--どのように事業を進めていくか
「東京海上日動の顧客やビジネスパートナーと連携し、その商品やサービスに保険を組み込むという形で展開していく。異なる業種の人たちとともに商品企画をすることで、イノベーションを生み出していきたい」
--第1号商品は
「コンビニ大手のローソンで自賠責保険に加入した人などへ向けた『バイク盗難お見舞い保険』だ。二輪車向けの車両保険は提供している会社が少なく、社会的意義が高いと考えている」
--親会社へはどう貢献していく
「販売はウェブ上で行うので、デジタル保険販売についてのノウハウを蓄積し、グループ内に共有していきたい」
--当面の目標は
「まずはしっかりと市場に入り込む。4期目での黒字化が目標だ。失敗もするだろうが、保険による新しい価値を生み出すために、どんどんチャレンジしていきたい」(根本和哉)
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みやたに・こうへい東北学院大経卒。平成19年、東京海上日動火災保険入社。盛岡支店自動車営業課、デジタルイノベーション部・アライアンス推進室課長などを経て、令和5年2月から現職。宮城県出身。