三重県亀山市の東名阪自動車道で27日午前、トラックなど計5台が絡む事故があり、8人が救急搬送され、3人が死亡、1人が意識不明の重体となり、4人が重軽傷を負った。
三重県警によると、死亡したのは上り線の中型トラックに乗っていた大阪市平野区の会社員、角田進治さん(53)と、下り線の軽乗用車に乗っていた愛知県豊田市の都築弘明さん(86)と妻、美保子さん(83)。
上り線でミニバンのような車と中型トラックが衝突し、後続の大型トラックが突っ込み、大型トラックが積んでいたペットボトルが散らばったという。下り線では、軽乗用車と乗用車が衝突した。
軽乗用車に亡くなった都築さん夫婦を含む3人、乗用車に2人、中型と大型トラックにはそれぞれ1人が乗っていたとみられ、ミニバンのような車を運転していた20代女性が重体となった。
事故のため上下線を隔てるガードレールは大きく壊れ、27日朝には、県警が事故の状況を調べるとともに、作業員が広い範囲に散乱したペットボトルを片付ける姿が見られた。