オーストリアは琵琶湖似 滋賀県、観光客獲得狙う

オーストリア・ウィーンの旅行見本市で滋賀県について話す県ビワイチ推進室の大沼翔司さん(左)=16日(共同)
オーストリア・ウィーンの旅行見本市で滋賀県について話す県ビワイチ推進室の大沼翔司さん(左)=16日(共同)

琵琶湖とオーストリアの形は「控えめに言ってうり二つ」。そんなツイッターでの発信をきっかけに、滋賀県が欧州からの観光客獲得を狙ってオーストリアへの本格的な売り込みに乗り出し、3月に首都ウィーンで開催された旅行見本市に参加した。

「滋賀県をまだ知らない人が多いが、形が似ていることで興味を持ってほしい」。見本市で滋賀県ビワイチ推進室の大沼翔司さんは、琵琶湖とオーストリアを並べたデザインのTシャツを着て来場者にアピールした。

大沼さんによると、オーストリア政府観光局がツイッターで発信したことが縁で県とオーストリアの交流が活発化した。

大沼さんら県一行は東部ブルゲンラント州のノイジードラー湖周辺を視察し、州関係者と観光やサイクリング人気について意見交換した。県は琵琶湖周辺でのサイクリングを観光客に訴える目玉の一つにしたい考えだ。「湖つながり」で州との姉妹提携も視野に入れているという。

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