中国、ウクライナ情勢の緊張緩和呼びかけ 露のベラルーシ核配備決定受け

記者会見する中国外務省の毛寧副報道局長=北京(共同)
記者会見する中国外務省の毛寧副報道局長=北京(共同)

ロシアがベラルーシへの戦術核兵器配備を決めたことに関し、中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は27日の記者会見で「各国は情勢(の緊張)緩和を進めるべきだ」と呼びかけた。ロシアを名指ししなかったものの、核戦争の危機を避けなければならないと強調した。

中露首脳は今月会談し、共同声明で「全ての核保有国は国外に核兵器を配備すべきでない」と確認していた。

毛氏は昨年1月に米中ロ英仏の核保有5大国首脳が発表した共同声明を引用し「核戦争をしてはならない」と指摘。ウクライナ情勢解決のため、各国は外交努力をすべきだと訴えた。(共同)

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