世界の論点イラン・サウジ関係正常化合意 米メディア 中国に横取りされた手柄2023/3/27 10:00三塚 聖平大内 清有料プラン記事オピニオンコラム世界の論点反応サウジアラビア(左)とイラン(右)の外交関係者と合意文書を手にする中国の王毅共産党政治局員 =10日、北京(ロイター)中東で覇を競い合い、2016年から断交していたイランとサウジアラビアが10日、中国の仲介により外交関係正常化で合意した。長年、中東と主導的に関わってきた米国は交渉に直接関与しておらず、存在感の低下を印象付けた。中国政府は、米国に対抗して影響力拡大を狙ったわけではないとの立場を示しているが、官製メディアは仲介成功を勝ち誇ったように報じた。米政府は表向きは、地域の対立軽減につながるとして合意を歓迎しているが、受けた衝撃は大きく、報道もどこか〝恨み節〟調だ。◇中国