日本テレビの石沢顕社長は27日の定例記者会見で、放送法の「政治的公平」の解釈に関する総務省の行政文書を巡り「これまで通り放送法を順守し、自主自律に基づく放送姿勢を貫いていくことに尽きる」と述べた。
石沢社長は「(文書への)評価などのコメントは控える」とした上で「国民の知る権利に応える不断の努力をしていく。視聴者がどう感じるかを受け止め、放送局の責任で公平性を追求していく」と強調した。
また情報番組「スッキリ」の24日の中継で、出演者が「那須どうぶつ王国」(栃木県那須町)内のペンギンのいる池に入った問題を受けて、「打ち合わせが不十分で動物に対する配慮に欠けていた。率直におわびしたい」と陳謝。同番組の27日の放送でも冒頭で、司会の加藤浩次さんらが謝罪した。