警官発砲で死亡の刃物男、死因は出血性ショック 大阪

刃物を持って立てこもった男の部屋の隣のベランダから説得にあたる警察官=大阪府和泉市(近隣住民提供)
刃物を持って立てこもった男の部屋の隣のベランダから説得にあたる警察官=大阪府和泉市(近隣住民提供)

大阪府和泉市箕形(みがた)町の集合住宅で24日夜、鉄パイプや刃物を持って暴れ、警察官に発砲されて死亡した男について、府警捜査1課は27日、死因は右胸を撃たれたことによる出血性ショックだと発表した。

男は住人の無職、佐々木祐容疑者(39)。同居の母親(70)ら男女3人を襲って自室に立てこもり、さらに刃物を振り回して暴れたため、府警和泉署の男性警部補(40)が警告後に1発発砲。殺人未遂容疑などで現行犯逮捕したが、搬送先の病院で死亡した。司法解剖の結果、弾丸は右胸付近に命中しており、体内から見つかった。

府警は事件後、佐々木容疑者宅を家宅捜索し、母親らを襲ったとみられる長さ約30センチの鉄パイプや包丁5本を押収した。

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