記録ずくめの逆転劇 大相撲春場所

大相撲春場所で初優勝を果たし、祝勝会でポーズをとる関脇霧馬山=26日、堺市
大相撲春場所で初優勝を果たし、祝勝会でポーズをとる関脇霧馬山=26日、堺市

大相撲春場所で、霧馬山の初優勝は記録ずくめの逆転劇となった。平成以降の2人による争いに限れば、1差で追う力士が千秋楽の直接対決に勝って優勝決定戦に持ち込んだのは16例目。逆転は2017年秋場所の横綱日馬富士以来で7例目となった。

10日目時点では、全勝でトップを走っていた翠富士と3差がついていた。1949年夏場所の1場所15日制定着後では、10日目以降に首位とついていた3差から盛り返して優勝したのも17年秋場所の日馬富士以来で2例目。驚異の追い上げで横綱、大関不在の土俵を盛り上げた。

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