疑惑捜査は「魔女狩り」 トランプ氏、初の大集会

25日、米テキサス州ウェーコで開かれた集会で演説するトランプ前大統領(AP=共同)
25日、米テキサス州ウェーコで開かれた集会で演説するトランプ前大統領(AP=共同)

2024年米大統領選の共和党候補指名争いで、トランプ前大統領が25日、南部テキサス州ウェーコで昨年11月の出馬表明後、初めてとなる大規模集会を開いた。不倫相手に口止め料を支払ってもみ消しを図った疑惑を巡るニューヨーク州検察の捜査について「魔女狩りだ」と批判。党内外に岩盤支持層の強固さを誇示し、求心力維持を狙った。

トランプ氏は演説で「20年大統領選で不正をした民主党が、今度は不当に大統領候補を捜査している」と訴えた。ニューヨーク州検察の捜査は大詰めを迎えており、大陪審が27日以降に起訴の是非を判断する見通しだが「犯罪などない」と全面的に否定した。

バイデン政権の司法省が地方の検察に「工作員」を送り込み、自身の捜査に当たらせていると一方的な主張を展開。「バイデン政権は司法を攻撃の手段に使っている」と述べた。会場となった空港敷地の外では、演説開始の数時間前から数千人の支持者が長蛇の列をつくった。(共同)

トランプ氏疑惑捜査の検事に殺害予告と粉

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