大相撲春場所は26日、大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪で千秋楽を迎え、東関脇霧馬山(26)=本名ビャンブチュルン・ハグワスレン、モンゴル出身、陸奥部屋=が東小結大栄翔(29)=本名高西勇人、埼玉県出身、追手風部屋=との優勝決定戦を突き落としで制し、12勝3敗で初優勝した。
2敗で単独首位の大栄翔を本割に続いて破った。新関脇の優勝は昨年春場所の若隆景以来4人目。モンゴル出身力士の優勝は9人目。
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突き落としで霧馬山(右)に敗れ、優勝決定戦に持ち込まれた大栄翔 =エディオンアリーナ大阪(撮影・榎本雅弘)
今場所は横綱照ノ富士が全休し、綱とり挑戦の大関貴景勝は途中休場。昭和以降初の横綱、大関陣不在の土俵を三役力士が締めた。今年は1日7190人の定員に上限を設けず、新型コロナウイルス感染拡大後で大阪開催の本場所では4年ぶりの通常開催だった。