ロシア軍、バフムトで失速か 英国防省分析、人員損失

ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトの街並み=15日(AP=共同)
ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトの街並み=15日(AP=共同)

英国防省は25日、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトで、ロシア軍が激しい人員の損失により「失速している」との戦況分析を発表した。これに対し、ウクライナ軍の東部地域の報道官は、バフムトではまだ攻撃が続いていると強調し、さらなる分析が必要だとした。

英国防省は、ロシア軍はバフムトの南部に位置するアブデーフカや東部ルガンスク州のクレミンナ、スワトボ方面に力点を移し、守りに転じていると説明した。バフムトではウクライナ軍にも多数の犠牲が出ていると指摘した。

26日には、ロシア軍が3月にイラン製無人機(ドローン)少なくとも71機による全土攻撃を行ったとの分析を発表。ドローンの定期的な再供給が始まったとの見方も示した。(共同)

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