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テレビの醍醐味、ライブ感楽しんで 「ぽかぽか」MC 神田愛花

フジテレビ「ぽかぽか」でMCを務める神田愛花(飯田英男撮影)
フジテレビ「ぽかぽか」でMCを務める神田愛花(飯田英男撮影)

「ぽかぽか」 フジテレビ 月~金曜午前11時45分

フジテレビのバラエティー制作陣が結集したお昼の生放送番組「ぽかぽか」で、お笑いコンビ「ハライチ」の沢部佑、岩井勇気とともにMCを務める。華やかな存在感と、ちょっと笑えてしまうような素直で正直な発言が魅力だ。

打診を受けたときは、「やってみたい気持ちと、今更私に来ないだろうっていう疑いの気持ちがありました」と明かす。求められた役割は「プレーヤー」だ。「進行する沢部さん、笑いをとる岩井さん、そこに面白いと反応する私、みたいな。スタジオの空気を盛り上げて維持しようと心がけています」

ハライチの2人とは、過去に共演経験があった。「沢部さんは細かいところまで拾ってくださる。岩井さんは頭脳派のオーラがありますが、CM中にお客さんに積極的に話しかけていて、〝陽〟の印象もある方」と信頼を寄せる。

ハライチの岩井勇気(中央)、沢部佑(右)とともに、MCを務める 神田愛花(フジテレビ提供)
ハライチの岩井勇気(中央)、沢部佑(右)とともに、MCを務める 神田愛花(フジテレビ提供)

ゲストの素顔を明らかにする「ぽいぽいトーク」、シェフが作る渾身(こんしん)のスプーン1杯分の料理「ぱくぱく!岩井のわんぱくワンスプーン」…。曜日レギュラーや一般人が参加するコーナーもあり、往年の「笑っていいとも!」を思い出させる構成だ。予測不能な楽しさは、テレビの魅力を再認識させてくれる。「視聴者に楽しんでもらいたいのはライブ感。カンペを読み間違えるといった人畜無害な間違いは、生放送だからこそ」と笑う。

昨年はフジ系「IPPON女子グランプリ」に出場するなど、バラエティー能力の高さも折り紙付き。趣味はゴルフや海釣り、歌舞伎鑑賞と活動的だが、「今は趣味は置いておいて、まずはぽかぽかで自分の役割を果たしたい。お酒を飲む回数も減らしました。夏休み以外は皆勤賞を取ることが最低限の目標かな」。新たな挑戦に全力投球だ。(油原聡子)

かんだ・あいか〉昭和55年、神奈川県生まれ。平成15年、NHK入局。アナウンサーを務め、24年、フリーに。バラエティー番組やコメンテーターで活躍中。

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