春の皇居・乾通りの一般公開が25日、始まった。新型コロナウイルス禍で見合わせが続いていたため、春の公開は令和になって初めて。雨の中、約100本の桜が並ぶ通りには朝から多くの人が訪れ、写真を撮影するなどして楽しんだ。
公開されたのは、東京駅側の坂下門から宮内庁庁舎前を通って乾門に抜ける約750メートル。皇居の緑や石垣を背景に、ソメイヨシノをはじめ数種類の桜が順次見頃を迎え、通りを彩る。長男の大学の卒業式のため、神戸市から東京を訪れていた公務員、石島麻美子さん(57)は「雨だったが、閑静な皇居の雰囲気ときれいな桜を楽しめた」と笑顔で話した。
入場時間は午前9時から午後3時半、公開は4月2日まで。