立憲民主党の安住淳国対委員長は25日、岸田文雄首相が唱える政府の子供・子育て政策について、4月の統一地方選をにらんだ選挙目当てに映ると批判した。育児休業制度の充実などを打ち出した先の首相記者会見を踏まえ、「打ち上げ花火みたいに心地よい話が出てくるが、財源や開始時期は示さない。選挙向けのパフォーマンスにしか見えない」と強調した。仙台市で記者団に語った。
子供・子育て政策に関し、政府は、6月の経済財政運営の指針「骨太の方針」までに予算倍増の大枠を提示する方針。安住氏は「国会閉会後に示すのはナンセンスだ。国会で議論すべきことだ」と牽制(けんせい)した。