「尖閣諸島開拓の日」(1月14日)と「竹島の日」(2月22日)の式典でそれぞれ講演をする機会があった。そのいずれの式典でも、講演が始まる前には各党代表の国会議員が式辞を述べることになっている。その式辞を聞く際は極力、メモを取っている。国会議員が何を学んだのか確認するためだ。
祝辞とはなにごと
18回目を迎えた「竹島の日」の式典には、今年も内閣府政務官のほか7人の国会議員が参席した。しかし世代交代が進んだのか、式典に参席した議員らも「竹島の日」がなぜ定められたのか、その経緯を知らないのだろう。「本日はおめでとうございます」と祝辞を述べる国会議員が増えたのだ。