サッカーJ1のガンバ大阪とセレッソ大阪が対戦する「大阪ダービー」が26日午後3時から、パナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)で行われる。今季初の大阪ダービーで、今回はYBCルヴァン・カップでの対戦。前日の25日は両チームの監督が取材に応じ、意地とプライドがぶつかる「大阪が一番熱くなる日」(セレッソ大阪・小菊監督)に向けた意気込みを語った。
今季からガンバ大阪を指揮するスペイン人のポヤトス監督は「スペインにはたくさんのダービー文化があるが、ダービーというのは注目される試合。個人としてもワクワクしている。セレッソ大阪と戦えることは誇り」と力を込める。国際マッチデーの期間中のため、日本代表に選出されている谷、半田やイスラエル代表のラビら計5人が不在。故障で離脱していた宇佐美も大事をとって起用を見送る方針だが、「自分たちのすべてを出し切りたい。とても重要な試合。1次リーグの同組で、勝てば6ポイントの価値がある。勝利することで、チームに自信を与えてくれる試合になる」と意欲を示した。試合のポイントとしては「今の段階で唯一言えるのは、ボールの動かし方」と説明した。
一方、セレッソ大阪の小菊監督は「常にダービーは勝ちたい、勝たなければならないスペシャルな試合」と強調。その上で「(川崎フロンターレとスコアレスで引き分けた18日のリーグ戦から)1週間あき、いい練習もできた。継続しながら、新たな組み合わせにトライしたい気持ちもある」とチーム状態を語った。
J1リーグ戦、天皇杯全日本選手権も合わせた公式戦での大阪ダービーの戦績は、ガンバ大阪の27勝11分け20敗。しかし、パナソニックスタジアム吹田での大阪ダービーはアウェーのセレッソ大阪が5連勝中。ホームのガンバ大阪にとっては、宿敵を撃破し、開幕から5試合未勝利が続くリーグ戦での巻き返しにつなげたいところだ。