NY株反発、75ドル高 FRB利上げ休止観測で

ニューヨーク証券取引所=2月(共同)
ニューヨーク証券取引所=2月(共同)

23日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比75・14ドル高の3万2105・25ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを近い将来に休止するとの観測が強まり、景気の先行きへの警戒感が和らいで買い注文が優勢となった。

FRBのパウエル議長が連邦公開市場委員会(FOMC)後の22日の記者会見で、今後の利上げ判断には金融不安の影響を考慮する考えを強調。利上げが長期化するとの見方が後退し、投資家心理がやや改善した。

ハイテク株主体のナスダック総合指数も反発し、117・44ポイント高の1万1787・40。

個別銘柄では、半導体のインテル、ITのマイクロソフトの上昇が目立った。保険のトラベラーズは売られた。(共同)

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