排ガスの測定データ改竄　三菱重工子会社、清掃設備

三菱重工業は２４日、子会社の重環オペレーション（長崎市）が運転業務を受託している福島県いわき市の北部清掃センターで、排ガスに含まれる窒素酸化物の濃度の測定データを改竄（かいざん）し、いわき市に提出していたと発表した。いわき市の管理目標値を超えたため、運転責任者が社内会議などで公開されることを恐れ書き換えたという。

令和２年１０月２５日と４年１０月２３日、同３０日の３日間、窒素酸化物の濃度が市の管理目標値を一時的に超過し、目標値以下の数字に書き換えていた。

重環オペレーションは「目標値の超過そのものは契約違反ではないが、データの書き換えを行ったことは極めて不適切な行為。再発防止を徹底する」としている。