JR東海は22、23日の両日、新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」に体験乗車できるイベントを実施した。一般客が乗る企画はJR東海の発足以来初めて。2日間で計約200人が参加し、電線の状態を確認するための大きな窓「観測ドーム」を見学するなど実際の点検の雰囲気を体感した。
ドクターイエローは「新幹線のお医者さん」と呼ばれ通常の新幹線と異なる黄色の外観が特徴だ。ダイヤは非公表で、見ると幸せになれるとも言われている。
ドクターイエローは東京―新大阪間を走り、参加者が乗車。レールの状態を監視する軌道検測室なども見学した。
参加は大人限定で有料。新幹線のインターネット予約システムの会員向けに抽選販売した。応募は殺到し、倍率は約100倍だったという。
JR東海は「今後は子どもも乗車できる企画の開催を検討したい」と説明している。