北海道知事選告示 立候補の4人が政策訴え

北海道知事選挙は23日告示され、新人で自営業の門別芳夫氏(61)、再選を目指す現職の鈴木直道氏(42)=自民、公明推薦、新人で元衆院議員の池田真紀氏(50)=立民推薦、新人で元契約社員の三原大輔氏(48)の無所属4人が立候補を届け出ている。各立候補者は札幌市内で第一声を放ったあと、市内中心部などの街頭で政策を訴え、有権者に支持を呼び掛けた。

門別氏は「道民の意思と力で北海道の政治を変えて私たちの命と安全を守っていきたい。(道民の)生活は困っており、経済も大変。北海道の3兆円を超える財政をもう一度見直し、道民に北海道民生活応援給付金を出すことを考えている」などと訴えた。

鈴木氏は「物価高騰対策を機動的に行うとともに、子育て世帯への支援、厳しい中小企業への支援を行っていく。北海道のポテンシャルを最大限発揮して北海道の価値を押し上げていく。そのための挑戦をさせていただきたい」などと訴えた。

池田氏は「一部の人たちの雇用を生み出すのではなく、地域で産業を守ろうと頑張っている人たちが報われ、いつまでも住み続けられる安心の暮らし、まちづくりを行っていく。人に温かく、道民に目を向けた道政をつくっていきたい」などと訴えた。

三原氏は「52年前、開拓の人々への感謝をもって建てられた歴史を体現する北海道のシンボルタワーの北海道百年記念塔(札幌市厚別区)が解体されていることを知らない人が多い。解体反対を訴えることで多くの人に知ってもらいたい」などと訴えた。

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