大阪で4年ぶりリアル開催 26日にてんかん啓発パープルデー

紫色の風船を持つボランティア学生ら(パープルデー大阪提供)
紫色の風船を持つボランティア学生ら(パープルデー大阪提供)

100人に1人が罹患(りかん)する「てんかん」の正しい知識を広める「てんかん啓発パープルデー大阪」が26日、大阪市東住吉区の長居植物園と同市天王寺区の「てんしば」で開かれる。

パープルデーは2008年に創設され、3月26日に世界各地で紫色のライトアップなどが行われる。4年ぶりのリアルイベントとなる大阪の会場では高校生や大学生のボランティア70人以上が参加。長居植物園でクイズラリーや音楽祭などを開催するほか、「てんしば」では100人に1人が当選する抽選などを行う。

てんかんは、脳の神経細胞が過剰に活動し、発作が繰り返し起こる病気。発作は全身のけいれんや硬直、意識の喪失、突然の脱力など。乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で発症する。服薬で7~8割の患者が社会生活を支障なく送れるが、学校生活で過度な制限を受けるなど周囲の無理解に苦しむケースもある。

参加無料、雨天中止。イベントの詳細はホームページ(purpledayosaka.org)で。

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