ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、盛り上がりました。子供の野球人口も増えるかな。「野球したい!」「よし、やろう!」。そんな親子の気持ちになって近所を歩けども、どこにもキャッチボールできる公園がない。「ボール遊び禁止!」の看板。「大きな声を出すと近隣の迷惑になります」とも。中学生が数人、スマホでゲームをしてました…大人の言う通りに静かにしててえらいね。
わが家の近所でキャッチボールできる場所はというと、通り沿いに四方を金網で囲まれた5メートル×20メートルくらいのこぢんまりした空き地だけ。しかも順番待ちで並んでる。後の人を気にしながら、落ち着かないことこの上ない。こんなトリカゴみたいなとこでキャッチボールしていて、果たして大谷翔平みたいになれるのか―。
公共の場で「あれするな、これするな」が多過ぎやしませんか。公園のそばにお住まいの人にすれば、飛んでくるボールも子供の大声も迷惑かもしれないけど、公園のそばって基本的に「そういう所」だと思いたい。ネットを張ったり、注意喚起の看板を出すのは当然です。でも昔は公園で自由にできていたことを、安全の担保として子供から最初から根こそぎ奪っちゃうのはどうなんでしょうか。