自衛隊グルメ探訪

航空自衛隊 輪島分屯基地 空上げ拝見

空自輪島の空上げ「ハーフ&ハーフversion2」の調理シーン。「いしる」(いかをベースにした輪島の醤油)と「ゆずしお」(石川県輪島市の名物和菓子である柚餅子=ゆべし=をヒントにゆず果汁を使用)の2種類で1セットである。なお、この 「version2」は試行錯誤の回数でタレの配合分量の変更、タレに漬け込む時間の変更や、 薄力粉と米粉の配分変更など、各種改良を重ねている
空自輪島の空上げ「ハーフ&ハーフversion2」の調理シーン。「いしる」(いかをベースにした輪島の醤油)と「ゆずしお」(石川県輪島市の名物和菓子である柚餅子=ゆべし=をヒントにゆず果汁を使用)の2種類で1セットである。なお、この 「version2」は試行錯誤の回数でタレの配合分量の変更、タレに漬け込む時間の変更や、 薄力粉と米粉の配分変更など、各種改良を重ねている

能登半島(石川県)の最高峰である高洲山(こうしゅうざん、標高567メートル)に設置された航空自衛隊輪島分屯基地。

この分屯基地に駐屯しているのは、我が国に接近する航空機や飛来する弾道ミサイルをJ/FPS-3レーダーにて日夜監視している第23警戒群(第23群本部や監視管制隊、通信電子隊、基地業務隊より構成)である。

同基地では365日24時間、監視及び要撃機の管制任務にあたっている。

今回は同分屯基地の食事事情、特に名物料理である「輪島空上げ (唐揚げ)」を中心に紹介していきたい。

昼食メニュー

空自輪島空上げハーフ&ハーフ、おからと蓮根の炒め煮、すまし汁、ご飯

空上げ(この日の食数は90人分)を次々と揚げていく(約170°で約7分間揚げる)。給養班長と調理係が鶏肉に粉をつけていく
空上げ(この日の食数は90人分)を次々と揚げていく(約170°で約7分間揚げる)。給養班長と調理係が鶏肉に粉をつけていく
昼食の空自輪島空上げ「ハーフ&ハーフ version2」。 航空自衛隊は各基地にて調理されている唐揚げを「空自全体で上を目指す」という意味を込めて「空自空上げ」と総称している
昼食の空自輪島空上げ「ハーフ&ハーフ version2」。 航空自衛隊は各基地にて調理されている唐揚げを「空自全体で上を目指す」という意味を込めて「空自空上げ」と総称している
蒸気煮炊き釜でおからと蓮根の炒め煮 (蓮根、油揚げ、白葱、牛蒡など)を調理する調理係長
蒸気煮炊き釜でおからと蓮根の炒め煮 (蓮根、油揚げ、白葱、牛蒡など)を調理する調理係長
J/FPS -3レーダーが設置された高洲山の輪島分屯基地全景(輪島分屯地ホームページより)
J/FPS -3レーダーが設置された高洲山の輪島分屯基地全景(輪島分屯地ホームページより)

雑誌「丸」
昭和23年創刊、平成30年に70周年迎えた日本の代表的軍事雑誌。旧陸海軍の軍 艦、軍用機から各国の最新軍事情報、自衛隊、各種兵器のメカニズムなど幅広 い話題を扱う。発行元の潮書房光人新社は29年から産経新聞グループとなった 。毎月25日発売。

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