パトカー信号無視で事故 直前まで緊急走行

島根県警出雲署は23日、出雲市内の交差点で起きたパトカーと軽乗用車の衝突事故は、パトカーの信号無視が原因として、道交法違反(信号無視)の疑いで、運転していた同署の女性巡査(24)を書類送検した。

署によると巡査は11日午後1時ごろ、110番を受けて緊急走行していたが、同乗の男性巡査(19)が通報現場に到着したと思い、交差点に入る手前でサイレンを止めた。女性巡査はサイレンが止まったことに気付かず、赤信号の交差点を直進したとしている。

緊急走行は赤色灯をつけて、サイレンを鳴らさなければならず、今回は緊急走行の要件を欠いていた。パトカーは直進してきた軽乗用車と衝突。軽乗用車を運転していた男性(65)と警察官2人にけがはなかった。

会員限定記事会員サービス詳細