熊本空港、新旅客ビル開業 地震で被災、耐震性強化

開業を祝いテープカットする、熊本国際空港の新原昇平社長(中央左)と熊本県の蒲島郁夫知事(同右)ら=23日午前、熊本県益城町
開業を祝いテープカットする、熊本国際空港の新原昇平社長(中央左)と熊本県の蒲島郁夫知事(同右)ら=23日午前、熊本県益城町

平成28年の熊本地震で被災した熊本空港(熊本県益城町など)の新ターミナルビルが23日、開業した。揺れで天井が崩落するなどした国内線ビルを撤去、国際線も就航する耐震性に優れた新ビルを民間資金で整備した。

熊本城をイメージした熊本空港の新ターミナルビル=23日午前、熊本県益城町
熊本城をイメージした熊本空港の新ターミナルビル=23日午前、熊本県益城町

新ビル内で行われた開業を祝うテープカットには熊本県の蒲島郁夫知事ら約20人が参加。同県のPRキャラクター「くまモン」も登場し、場を盛り上げた。

蒲島知事は、台湾積体電路製造(TSMC)など半導体関連企業が空港周辺に集まりつつあるとし、「創造的復興のシンボルとなる役割を果たしてほしい」と期待した。

運営会社の熊本国際空港によると、空港の外観は熊本城をイメージ。同社の新原昇平社長は式典後の取材に、「空港自体が熊本を感じられるデザインになっている。目的地にもなる空港を目指したい」と述べた。

会員限定記事会員サービス詳細