許十段「自分らしく」、芝野名人「一局に集中」 23日に囲碁十段戦第2局

十段戦第2局を前に記念撮影に応じる許家元十段(左)と芝野虎丸名人=22日午後、滋賀県長浜市
十段戦第2局を前に記念撮影に応じる許家元十段(左)と芝野虎丸名人=22日午後、滋賀県長浜市

産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「大和ハウス杯 第61期十段戦五番勝負」の第2局が23日、滋賀県長浜市の「ホテル&リゾーツ長浜」で行われる。3連覇がかかる許家元(きょかげん)十段(25)に、3期ぶりの返り咲きを目指す芝野虎丸名人(23)が挑む今シリーズ。両者は22日、「一局に集中したい」などと第2局への意気込みを口にした。

第1局(7日)は中盤すぎに、芝野名人が巧みな打ちまわしで優位に立つとそのまま逃げ切り、白番中押し勝ちした。タイに追いつきたい許十段、連勝でタイトル奪取へ近づきたい芝野名人双方にとって、五番勝負の行方を左右する重要な一局だ。

22日は対局場や使用する碁盤などを確認する検分を行った。

許十段は「体調はよいので、自分らしい碁を打つことを心掛ける」、先勝した芝野名人は「五番勝負はまだ始まったばかりなので、目の前の一局に集中していきたい」と語った。

立会人は坂口隆三九段。持ち時間は各3時間の1日打ち切り制。ウェブサイト「産経ニュース」では午前9時半の開始から棋譜進行を中継し、対局動画を配信する。

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