WBC

「あこがれを捨てて、勝つことだけ考えよう」 試合前の大谷の「声出し」がSNSで反響 「いいね」は16万突破

第5回WBCで優勝しガッツポーズする日本の大谷翔平=21日、マイアミ(共同)
第5回WBCで優勝しガッツポーズする日本の大谷翔平=21日、マイアミ(共同)

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、3大会ぶりに頂点に立った日本代表「侍ジャパン」。決勝戦の米国戦では九回に登板し、今大会の最優秀選手(MVP)にも輝いた大谷翔平選手(エンゼルス)の試合前恒例の「声出し」が、会員制交流サイト(SNS)で話題を呼んでいる。

日本代表はWBCでの今大会を通じ、選手がチームを鼓舞するために行う「声出し」が試合前のルーティンとなっている。決勝の大一番で声出しに指名されたのは、大谷だった。大谷は円陣の中央に立って、チームに語りかけた。

「あこがれるのを、やめましょう。ファーストにゴールドシュミット(カージナルス)がいたりとか、センターを見たらトラウト(エンゼルス)もいるし、外野にはベッツ(ドジャース)もいる。野球をやっていれば、だれしもが聞いたことのある選手たちがいると思うけど、あこがれてしまっては超えられない。僕らはきょう、(米国を)超えるために、トップになるために来た。きょう一日だけは彼らへのあこがれを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さあ、いこう!」

試合前の声出しの様子が侍ジャパンのツイッター公式アカウントに公開されると、「いいね」は午後1時時点で16万件を突破。返信(リプライ)には「メジャーで活躍している大谷だからこそできる声出し」「みんながあこがれるのは、あなた(大谷)です」と称賛の声が寄せられた。

試合後のインタビューでは「最高の形で終わることができた」と語った大谷。日本が誇るスーパースターがチームを鼓舞し、3大会ぶりの頂点への原動力となった。(浅野英介)

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