ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝に臨んだ「侍ジャパン」を後押ししようと、22日朝から各地のパブリックビューイング(PV)会場に多くのファンが詰めかけた。九回に登板した大谷翔平が最終打者を三振で抑えると、「全員野球」での14年ぶりの頂点に列島は歓喜に包まれた。
大谷の母校、花巻東高がある岩手県花巻市の定住交流センターでは、約100人が応援。二回に村上宗隆が本塁打を打つとスティックバルーンが揺れ、大歓声が上がった。パート金子徳竜さん(37)は「大谷選手の活躍に元気をもらった。岩手の誇り。歴史的な場面を応援できて良かった」と声を弾ませた。
二回に勝ち越し打点をあげたラーズ・ヌートバーの母久美子さんの出身地、埼玉県東松山市の総合会館では、現在も市内に暮らす祖父榎田達治さん(84)と祖母和子さん(81)が市民らと観戦。達治さんは「孫に対する誇りと喜びで胸がいっぱい」と試合を見守り、勝利が決まると立ち上がって涙ぐんだ。
つば九郎も祝福「かまないから金メダルみせてね !!」
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ちょんまげ姿で日本のWBC優勝を祝福するつば九郎 =神宮球場(撮影・今野顕)