岸田文雄首相によるウクライナへの電撃訪問は中国の習近平国家主席がロシアを訪問した時期と重なり、先進7カ国(G7)の議長国としてウクライナとの結束を国際社会に示す機会となった。ゼレンスキー大統領と連携強化も確認し、同時期に首脳会談を行った中露など権威主義陣営との対立姿勢を鮮明にした。
「ウクライナの美しい大地に平和が戻るまで、日本はウクライナとともに歩んでいく」
首相は21日のゼレンスキー氏との共同記者会見でこう表明した。ロシアのプーチン大統領に対し、「侵略を一刻も早くやめるよう強く求めたい」と強調した。