大谷選手母校ある岩手・花巻市、WBC優勝に大歓声

侍ジャパンが14年ぶり3度目の優勝を決めた瞬間、大歓声に包まれたなはんプラザ=22日、岩手県花巻市
侍ジャパンが14年ぶり3度目の優勝を決めた瞬間、大歓声に包まれたなはんプラザ=22日、岩手県花巻市

大谷選手の母校・花巻東高校と山川選手の母校・富士大学がある岩手県花巻市で開かれたパブリックビューイングには100人が詰めかけた。大谷選手が三振を奪って優勝を決めるという最高の結末に会場のなはんプラザは大歓声に包まれた。

その中心になったのが花巻東高校女子野球部員。この日は埼玉県で開かれている女子高校野球の選抜大会の留守部隊30人が応援に駆け付けた。

そのキャプテンで外野手の2年生、須藤真尋さん(17)は「もう鳥肌が立ちました」と興奮気味に話し、「あのプレッシャーの中で平常心で落ち着いてプレーできるなんて、侍ジャパンは本当にすごい」と付け加えた。

岡本の本塁打で日本が3-1とリード時点で「これで絶対にいけます」と勝利を確信していた2年生で投手の佐藤遥さん(17)は試合直後に涙ぐむ大谷選手の姿に「もらい泣きをしてしまいました」と目を潤ませていた。

「二刀流もすごいけど、大谷選手がここまで日本代表を引っ張る選手になるなんて予想もしなかった。夢のようです。別世界の選手になりましたね」と話したのは地元の会社員、蟹沢卓さん(44)。

「見逃すわけにはいかない」と夜勤明けでわずか1時間の仮眠で息子の龍さん(12)と一緒に駆け付けた。龍さんは4月から新中学生で野球部に入る予定だ。「投手をやってます。本当に大谷選手はすごい」と目を輝かせていた。



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